では、ベジエ曲線により慣れていただいて、その利点を感じていただくために主役のリンゴを描いてみましょう。 リンゴもくるんと回ったような形をしていますから回転体で作れるのですが、 回転体のままでは、どのポイントを編集しても壷のような形しか作れません。 いかにもCGにありがちな旋盤で削った木工製品のようなリンゴになってしまってます。 リンゴのような植物などの生物は完全に対称なものはほとんど無く、実に多様な断面を持っています。 でも同じ回転体から自由曲面に変換すれば非対称なものも簡単に作れますのでリアルな形のリンゴにもチャレンジしてみましょう。
まず、必要最小限のポイントでリンゴのアウトラインの通過点をクリックします。 この時、へたとおへそが垂直線上で同じ位置に揃うように半角英字モードの時にAキーを押すとカーソルが大きくなりますので、面一の位置に入力してください。
そのままモディファイのスムースを選択すると、クリックしたポイントを通過するベジエ曲線に変わります。
直線と曲線の時の違いはクリックした通過ポイント(アンカーポイント)に接線ハンドルがあるかないかの違いです。 スムースをかけるとShadeが自動的にアンカーポイント間の弧の3分の1程度のハンドルを作成して曲線にしてくれますが、望む通りの曲線になるとは限りませんので、コントロールポイントを調整して形を整えてください。 (Shadeではアンカーポイントと接線ハンドルをセットにしてコントロールポイントと呼んでいます。)
アンカーポイントをドラッグすると通過する位置を変えることができます。
接線ハンドルの向きで曲がる方向が、ハンドルの長さで曲がる強さを変えることができます。ベジエ曲線では、アンカーポイントとアンカーポイントの間の弧に対して、 3分の1の長さの接線を弧の両サイドから出すことにより最も美しい曲線が得られます。 片方から極端に長い接線を出したり、無理な曲げが生じないようにコントロールするのが コツなのですが、無駄にポイントを増やしすぎるのも形状が重くなりますので避けてください。 ベジエ曲線で最初から線を描ける人は、この接線ハンドルをドラッグしながら描いているのです。慣れると曲線と直線の切り替えも直接できるようになりますので、描き方を覚えたい人は マニュアルの方で練習してみましょう。
リンゴのアウトラインができたら、回転体にします。
回転体になったら、ツールボックスのコンバートボタンをクリックして、ブラウザの表記が 開いた線形状の回転から自由曲面に変わることを確認してください。
先ほどと形が変わったようには感じないかも知れませんが、もうどの線形状を編集しても ベジエ曲線として自由な形に変更できますので、縦断面のラインを正面からと側面から、 実際のリンゴを観察しながらトレースしてみてください。
それが終わったら、上からみた形も円になっている方の線形状を選択して、同様に編集してみましょう。 これでリンゴの本体の方はそれらしくなったはずです。
ではへたの形も回転体で作って、自由曲面にコンバートしてください。
先にコントロールキーを押したままにしてパートツールからボールジョイントを選択します。へたの根元、中間、先端と3回クリックしてください。ブラウザの中に3階層に組み合わされたボールジョイントのパートができています。
へたの自由曲面を編集モードにし、編集メニューからすべてを選択を選ぶと、すべてのコントロールポイントがアクティブ表示になります。
表示メニューからスキンウインドウを出して、ターゲットからボールジョイントの一番上を選択し、バインドボタンをクリックします。
図形ウインドウで一番下の階層にあるボールジョイントを選択した状態で、ツールボックスのMoveからボールジョイントの一番下を選択し、図形ウインドウでへたの先端のボールジョイントをつかんでドラッグしてみてください。ドラッグした方向にへたが曲がります。
これでリンゴができあがりました。へたと本体を一つのパートに入れて、パートの名前を右クリックの名前を選んで出てくるダイアログにりんごと入力してください。
りんごを3つに複製します。複製の直線移動を選んで、ドラッグした位置にりんごを複製してください。
移動ツールの回転でドラッグするとリンゴの傾きを変えることができます。移動と複製の違いは、複製が元の位置に残るか残らないかの違いのみで、同じ動き方をします。移動ツールの使い方は詳しくはマニュアルを参照してください。
お皿の上に形よくリンゴが配置できたら、ワインボトルを脇に置いておきましょう。ボトルやお皿の下の位置を正面図でクリックしてから、長方形を上面図で描くと、机の天板が出来上がります。
ソリッドの掃引ツールで下に天板の厚さ分ドラッグして厚みをつけてみましょう。
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今回の講師、園田浩二氏へのインタビュー記事は
こちらから
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